トピックス

産業ロボットの未来

産業ロボットは、世界で急速に拡大する工場の自動化”Factory Automation”において、
欠かせない存在です。今回は、その産業ロボットについてお話させていただきます。

ロボットとは?については以前こちらのトピックス内「ロボティクスの発展」でも
お話させていただきましたが、ざっくりいうと人間と同じような動きをする機械のことで、
個人のご家庭にも普及してきた”お掃除ロボット”やショッピングモールなどで見かける”Pepper”くんも
身近なロボットですね!

そのロボットの中でも法人が扱う、工場の自動化に用いられるロボットを「産業ロボット」と呼び、
また、産業ロボットと同じ構造でも、活用される場所が、産業の自動化以外の用途で使用されるもの、
例えば”お客様にコーヒーを提供する”・・・などサービスの提供を目的とした場所であればそれは
「サービスロボット」と分類されます。
(サービスロボットを手掛ける(株)QBITさまについてのお話はこちら

このように様々な種類のロボットがありますが、弊社が主に扱っているのは「産業ロボット

産業ロボットは、代表的な種類として

①垂直多関節ロボット

垂直多関節ロボットの写真
②スカラロボット

スカラロボットの写真

③パラレルリンクロボット

パラレルリンクロボットの写真

④直交ロボット

直交ロボットの写真
などがあります。
装置内やライン作業などの直線的な動作が得意なものや、3次元的な動きが可能なものなど
その工場に適した産業ロボットたちが活躍しています。

複雑な動きが可能な多関節系の産業ロボットには高い技術力が必要で、信頼できるメーカーと
いわれている世界大手4社の中に、日本の企業が2社も名を連ねています。

なぜ日本の産業ロボット業界が高い技術を習得し、信頼を得てきたのかというと、ひとつには
国内の自動車産業とともに産業ロボットも発展して、高い精度や安定稼働の強みを生かし、海外に
販売展開してきた歴史が挙げられるそうです。
さらに、使用する部品の中で”ACサーボモーター”と”減速機”は日本がシェアを独占していて、
この2つの部品は産業ロボット1台につき、数個ずつ使用されているもので、産業ロボットには
日本の技術が大きく関わっています。

 

下の写真は協働ロボットというものです。

協働ロボットの写真
これまでの産業ロボットは、人との間に仕切りがあり、人とは別の場所や区切られた空間で作業するものが
多かったですが、現在は人と同じ作業エリアで、ともに作業することのできる「協働ロボット」というものも
発展しており、小型化・軽量化に優れ、こちらもまた今後用途が広がると期待されています。

スマートフォンやパソコン、タブレット端末などの電子デバイス業界での産業ロボットの必要性も
高まっており、産業ロボット数台を用いて組み立て~完成までの多くの工程を行えるシステムが
構築されていたり・・・今後の産業ロボットの活躍分野はさらに発展していくのだろうと思います。

弊社はお客様の現場それぞれに合わせ、使用者目線に立った産業ロボットの導入を心がけております。
未来あるロボット産業に携わる一員として、これからもお客様からのご相談に真摯に向き合ってまいります。

 

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