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ロボットが企業にもたらすメリット~導入事例集 食品製造業編~

前回に引き続き、企業にロボットが導入されることで生まれるメリットについて、
実際の事例集をご紹介したいと思います。
前回は「製造業編」を載せましたが、今回は「食品製造業編」と題しましていくつか掲載
させていただきます。

(参考文献 ロボット導入実証事業事例紹介ハンドブック2016)

 

食品製造業編
ロボット導入例① 「パン生地の焼型への投入工程にロボット導入
パン生地というものは、イースト菌により成長して膨張形状変化し、活きています。
従来は柔らかい製パン生地を掴めるのは手作業でのみと考えられていましたが、ロボットの
ハンド部の形状や材質、剥離性の向上により自動化に成功したそうです。

導入前 ↓

導入後 ↓

使用するロボット パラレルリンクロボット(㈱安川電機)

ロボットが行う作業
発酵させた製パン生地を分割し、食パン焼型に生地を入れる。
記事をロボットで掴み、狭く深みのある食パン型に整列させることは業界初の実証だったそうです。

導入によるメリット
作業に当たる人数が 5人→1.5人 にDOWN
付加価値として、パン生地環境。生産環境を一定に保ち、醗酵食品品質の安定化及び、
毛髪など人由来の異物混入予防効果も発揮されたそうです。
労働生産性    3.3倍

 

ロボット導入例② 「レトルト殺菌食品の箱詰め工程へロボット導入
レトルト食品の箱詰め工程は、工場全体の保有人員の25%を占めており、作業員の不足から
6時間しか稼働することができなかったことと、ロボット導入が比較的容易な作業と判断し、
この工程にロボットを導入したそうです。

導入前 ↓

導入後 ↓

使用するロボット パラレルリンクロボット(オムロン㈱)

ロボットが行う作業
自動製函された段ボールにロボットが高速で箱詰め作業
(箱詰めされた製品は、付帯の自動製品コンベアで検品担当者手前まで移送される)

導入によるメリット
作業に当たる人数が 3人→1人      にDOWN
労働時間が    6時間→16時間    にUP
生産量が 14,400個→38,400個 にUP
付加価値として、自動段取り替え装置も導入したことで多品種対応も容易になったそうです。
また、作業者とともにレイアウトを改良することでさらなる処理能力の向上も可能とのこと。
労働生産性    3倍

こちらの企業は、ロボット導入前にロボットの愛称を募集し決めたことで、現場が盛り上がり、
良い雰囲気の中、ロボット導入に至ったんだとか!
まさに、人とともに働くロボット!と感じました。

今回は、食品製造業におけるロボット導入例をご紹介いたしました。
次回は、サービス業でのロボットの活躍をお伝えしたいと思います!

 

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