トピックス

AI技術×産業ロボット

以前こちらのトピックス内で「製造業の自動化」について数回に分けて、
様々な技術の進化について載せましたが(「製造業の自動化」はこちら)、
今回は自動化に伴うさらなる技術”AI”を適用した産業ロボットについてお話させていただきます。

今回は、三菱電機が開発したAI技術「Maisart」(マイサート)について、
下記ページを参考にお伝えしてまいります。
(参考文献 三菱電機研究開発・技術「Maisart」

Q.そもそもAIとは?

A. AI(人工知能)とは、学習・推論・判断といった人間の知能をもつ機能を備えたコンピューターシステム
(大辞林 第三版より抜粋)
これ以外にも、専門家によって捉え方が様々で、定義が明確に決まっていないようですが、
大まかにいうと上記の説明になると思います。

三菱電機が開発した”Maisart”というAi技術は”モノ”を賢くし、さらにコンパクト化され、
あらゆる機器への搭載を可能にしているそうです。

コンピューター自身が現在の状況を理解し、自らルールを決め、取るべき行動を決定する。
人がプログラムによってルールを決める必要がなく、コンピューター自身が経験を積み、
失敗を含め何度ものその動作を試行しながら学習していく。
AIの機械学習の一つである強化学習と呼ばれるものは、試行を繰り返し、その達成具合によって
評価(報酬)が与えられ、より高い評価を得るために行動を修正、最終的には熟練者と同じ作業を
行えるようになり、その効率は格段にUPするといわれています。

失敗の中から成功をつかみ取るAIということで、
「失敗は成功のもと」を体現しているようにも感じます^^

さらにはその学習のための試行回数も減らす技術が搭載され、
失敗したときに、”どのように動けばより早く目標にたどり着けるのか?”をフィードバックする
ことにより、少ない試行回数で学習をつかみ取ることが可能だとか・・・

これは、AI導入にかかる期間やコストの削減に大いに貢献されます。

 

産業ロボットには”減速機”という、内部のモーターの回転を各関節の適切な動きに変換する役割を
果たす装置が内蔵されていることが多く、この減速機の故障率は高く、故障した場合は修理を要するため、
その間生産ラインはストップを余儀なくされます。
そのため、この減速機の異常にはいち早く気づく必要があります。
異常を検知する機能はこれまでも搭載されていますが、熟練者の異常を直感的に感知するレベルでの検知
ということは難しかったのです。
しかし、このMaisartの「予防保全機能」の適用により、熟練者が感知するような能力をAIが
身につけることができたそうです。
この「予防保全AI」を含め、自らが考え、行動するAIの活用ということが、
今後現場でだれもが容易に扱うことのできるロボットの普及につながると思います。

 

 

人手不足や熟練者の高齢化などは、今後避けては通れない問題であり、
人とロボットがともに協力して働く未来は必然的にやってくると考えます。

まずは、自社工場の中で、ロボット化することにより省人化・効率化できる作業がないか?
ロボット導入によるメリットはどんなものがあるか?
そんなことを少しでもお考えの際は、どんなことでも弊社にご相談ください!

 

 

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