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座して待っているだけでは生き残れない!

先日こんな記事を目にしました。
タイヤを売るだけでは生きていけない
ブリヂストンが掲げる長期事業戦略構造の話でした。

タイヤ事業を中核に置きつつ、タイヤを取り巻くデータなどを活用したソリューション事業に
大きく舵を切る方針を示した、とあり、経営の中核には「サスティナビリティ(持続可能性)」を
位置づける。具体的には、予測不可能なことが発生することがある環境において、社会の仕組みや
経営環境も不安定で大きく動く、不確実性が高い状況を鑑み、経営も柔軟に機敏な対応ができる必要がある。
車両構造が複雑化する中、車両の高コスト化が進む→それを高稼働率でカバーすることや、リペアではなく
”メンテナンス”で対応する仕組みの構築を進める→その中では消耗品に当たるタイヤはリース、*サブスクリプションモデル(*一定期間料金を払いサービスを受けるような仕組みのこと)へ切り替えていく必要がある。
既存のタイヤビジネスの高付加価値を進める一方で、デジタル技術を組み合わせてビジネスを大きく
広げていく方針である。
(記事元 MONOist「タイヤを売るだけでは生き残れない」

記事はこのような内容でした。

「タイヤ業界は製造業として利益の出せる業界ではあるものの、全体としては悪化傾向が続くとみられており、
業界内格差は広がるであろうことから、危機感をもって冷静に対応していくことが重要」とありました。

座して待っているだけでは生き残れない

この言葉はどんな製造業にも当てはまると思います。
ここからは私見になりますが、我々製造業は良いものを作れば売れるという時代からの
脱却が必要だと考えます。日本のものづくりは不要な付加価値を自己満足でつけて、国内では売れても、
世界的な視野で見ると勝ち目がない。したがって、メイドインジャパンのブランド力が低下したのでは
ないでしょうか。
製造業も「お客さまが本当に求めているモノ」だけじゃなく、「コト作り」からの対応が必要であると
思います。

”ものづくり日本”といっても、アジアでは、中国に開発力、生産力で太刀打ちできない現実があります。

国や大手企業のやり方は、石橋を叩いて叩いて叩きまくって・・・絶対に失敗がないように進める
仕組みになってしまい、そのことが若者のチャレンジスピリットを無くしていると思います。

「失敗は成功の元」ということわざが、今の日本では通用しない。
失敗を許して、「失敗こそがプロセス」と理解するようにならなければ、
今後の日本のものづくりは衰退するだけであると考えます。

現状に危機感を持ち、それを事業構想として表現・実行することの大切さを感じた記事でした。

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