ラストワンマイル物流を救え!
「ラストワンマイル物流」という言葉を聞いたことはありますか?
最終拠点からエンドユーザーのもとへの物流サービスのことで、
お客様へ商品を届ける物流の最後の区間を”ラストワンマイル”と表しています。
今や、ネットショッピングは当たり前の世の中になり、ネットでポチっとお買い物をすると
早ければ翌日には手元に届く時代ですが、その便利な配達には多くの課題もあり、
度重なる再配達などの配送業者への負担や、環境問題もニュースなどで取り沙汰されていますよね。
配送業者で働く友人に聞いても、昨今のコロナ禍の影響で繁忙期並みの忙しさがあり、不特定多数のお客様と
接する配達員は感染リスクも高く、コロナ感染対策に十分気をつけていても、1人の感染者が発生すれば
その影響は多岐にわたり、本当に苦労しているそうです。
在宅の確認が取れれば、非対面での受け渡しも可能としたり、企業としてもさまざまな対策をとっていますが
人員不足ということには変わらないので、配達員さんたちやその物流に関わるすべての方々の負担が増えている
と思います。
そんな「ラストワンマイル物流」を救うべくNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、
「指定地への配送の際に【遠隔・非対面・非接触】を実現するための、自動走行ロボットの技術開発に着手」
というニュースを読みました。
自動走行ロボットによる新たな配送サービスの早期実現が求められる中で、
事業化に向けて核となるユースケースの明確化・安全性評価や安全な運用体制の構築・自動走行ロボット活用に
関する制度や法令などの検討・整備を進めるべく、今後下記の要項で11月から順次実証実験が実施されるよう
です。(リンク先で、詳細ご覧いただけます)
・NTTドコモ・・・首都圏団地内
・日本郵便・・・セキュリティマンション
・TIS・・・中山間地域の生活支援ロボットシェアリング型配送サービス
(TIS㈱の発表資料)
・パナソニック・・・住宅街で小型低速ロボットの使用
(パナソニック㈱の発表資料)
・本田技術研究所と楽天・・・小売店など個人向け自動走行ロボットでの配送
・ソフトバンクと佐川急便・・・オフィス街でのビル内外配送サービス
(ソフトバンク㈱の発表資料)
・アイシン精機・・・大型商業施設向け店舗から駐車場への商品自動配送
(アイシン精機㈱の発表資料)
・東芝・・・商業施設バックヤード向け
・京セラコミュニケーションシステム・・・工業地域向けロボットシェアリング型配送サービス
(京セラコミュニケーションシステム㈱の発表資料)
そしてこの事業に、以前こちらのトピックスでもご紹介したQBIT Roboticsさまも参加しておられ、
大規模オフィスビルでの館内配送を実施されるそうです!
(㈱QBIT Roboticsの発表資料)
今後、街中で配送中のロボットたちを目にすることがあるかもしれませんね^^
この実証実験により、課題や問題点なども改善され、近い未来、自動走行ロボットがラストワンマイル物流の
一助になることを期待・応援しています!!
自動化についてのご相談は弊社まで!
「既存設備を使いやすくしたい!」「制御盤だけ直したい!」「設計だけ頼みたい!」
そんな時も中村電機へご連絡ください!
ご相談・お見積りは
有限会社 中村電機
042-753-2709(9:00~17:00 土日祝除く)
または当ホームページ内お問い合わせフォームからご連絡ください