トピックス

多種多様な「ロボットの手」~エンドエフェクタ~④

ここまで当トピックス内で様々なロボットハンド、エンドエフェクタについて
ご紹介してきましたが(エンドエフェクタを読む)
今回は主に食品産業で活躍するロボットハンドをご紹介したいと思います^^

以前こちらの記事でピアブ・ジャパンが発売した吸着ハンドについて書きましたが、
今回ピアブ・ジャパンが提供を開始するのは、真空ソフトグリッパー「piSOFTGRIP」の新バージョン。
このpiSOFTGRIPは、柔らかいものを傷つけずに把持できるものとして人気が高く、今回の新バージョンは
φ30程度のワークを対象としており、変わった形状や不規則な表面を持つ軽量で繊細なワークを、
優しく把持できる!
食品だけではなく、玩具などの小さくて複雑な形状のものにも対応可能だとか!
耐塵性に優れ、把持力は真空度を調節することで、容易に制御できるそう。

ピアブ・ジャパンの動画・・・動画の中ではフルーツをパッキングしています^^

食品産業での利用では、異物混入というのはあってはならないことであり、
機械を使うことで、破片などが少しでも混じってしまえば、大きな損失に繋がります。
そのため、このグリッパーは食品に直接触れることが認められる規則に準拠したシリコンで
つくられており、金属検出機で検出されるように金属粉を練り込んだり、
本体色を青にすることで、カメラでの検出も可能なので異物混入防止に特化したつくりになっているようです。

特に崩れやすく、傷つきやすい食品やチョコレートプラリネなどの形を損なうことなく取り扱えることが
武器のグリッパーのご紹介でした^^

 

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