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第4次産業革命とは? 自動化に欠かせない技術「IoT」

前回、製造工程においての自動化とはどういうことか?そこに生まれるメリットとは?について、
お話させていただきました。 →「製造工程の自動化」を読む
今回はその自動化に大きく関わる技術についてのお話をさせていただきたいと思います。

IoT家電などといった言葉を家電量販店やTVの特集などで目にすることが多くなりました。
IoTとは”Internet of Thing“の略で、直訳すると”モノのインターネット”です。
これだけではなんのこと?とわかりにくい方もおられると思いますので少し具体的なお話を・・・

外出後「あれ?玄関の鍵閉めてきたっけ?」・・・誰でも1度は経験したことのある場面ではないでしょうか?
例えば、IoTのセンサーが搭載された玄関錠であれば、離れた場所でもお手持ちのスマートフォンなどで、
ロックの有無を確認できたり、施錠されていなかった場合にはその場でロックをかけることも可能であったり・・・

IoTの搭載により、いわばモノとコミュニケーションがとることができるようになるのです。

これまでインターネットというのは、パソコンやサーバー等のIT機器と接続されコンピューター同士をつなぐ
ツールでした。しかし現在ではタブレット端末やテレビ・掃除機などの家電、時計やカメラなどにも接続できる
技術が確立しています。
このように今までインターネットに接続されていなかったモノをつなぐことを
IoT:Internet of Thing”と呼んでいます。

インターネットにつながるモノたち

 

製造業においてもIoTによる情報収集(インプット)と処理(アウトプット)、反映の自動化が進んでいます。
何か作業を行う際、人の手でなければできないような複雑な作業であるほど、そこには情報が重要になり、
作業の過程で得られる情報を回収し、処理・判断するという一連の動作を人は行っています。
かつてはこういった大量の情報を、機械が自動で収集することは不可能でした。
しかし、通信手段の発達などによりあらゆるものに対しての”IoTの実現”によって自動化が急速に発達したと
考えられます。

 

工場内の様々なセンサーや機器がインターネットに接続され、情報を収集して処理してフィードバックする。
工場をIoT化することにより生産データを「見える化」することができる。
不良品の数や条件など自動でデータになることで、不良率を下げることができる。
収集したデータにより不具合が起こる前に自動で制御することができる。
このような”IoT”を駆使した工場はスマートファクトリーなどと呼ばれ、このスマートファクトリーの実現は
「第4次産業革命」とも表現されるほどの革新をもたらすといわれています。

 

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次回は「ロボティクスの発展」

参考文献 自動化を次の段階へーこれからの自動化に必要な3つの技術