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産業ロボット導入は大企業の専売特許なのか?

10月にSIer協会が「中小企業におけるロボット事例紹介セミナー」を開催し、中小企業に適した、
ロボット導入のやり方が紹介された記事を読みました。
ロボット導入に関して、大企業と中小企業でのケースは異なり、中小企業に適した進め方のお話だったようです。

これまで産業ロボットは主に自動車産業や電気・電子機器製造業の大企業を中心に導入が進んできました。
しかしこれからは中小企業での産業ロボット活用が期待されています!
大企業の大量生産に産業ロボットが活用されているイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は「多品種少量生産」に向いているのが産業ロボットです!

生産設備を導入する際、ほとんどの場合目的は「生産効率のUP」となると思いますが、
中小企業での導入についてはそれとは異なり、投資効果については別の視点から考えることが重要なのだそうです。

そのポイントは以下の5つ・・・
①ロボットは少量多品種に適した生産装置である!
②ロボットは導入したら退職しない!
③ロボットこそがデジタル化の第1歩!
④ロボットはツールである!
⑤ロボットのための製造手順の変更

IoTを利用して、人がデータの収集を行いデジタル化を行うのではなく、
ロボットが作業をするだけでデータの収集が行われ、それが資産となり、デジタル化が進むと考ることや、
手作業を単純にロボットに置き換えるのではなく、ロボットに適した製造方法を考えることが重要だと
書かれていました。

ロボット導入により、職場の雰囲気や感覚を変えることはメリットになるのです!

そして何より大事なことは
「初めてのロボット導入は必ず成功させること!!」
中小企業にとってロボット導入は大きな投資であるため、ロボットSI(システムインテグレーター)もその意識をしっかりと
持ち、成功を必須条件とし、チャレンジングなことを行う際は2度目以降が望ましいとしています。

導入後はロボットSIが率先してロボットを動かし、指導することも大切であり、
ユーザー側のロボット取扱者は若い人材などに任せることも重要なんだとか・・・
ゲーム感覚で操作を習得する中で、熟練技術者とタッグを組ませて、作業アドバイスをすることで、
熟練技術者の技がデータとしてたまっていくメリットがあるそうです!

このセミナーでは、産業ロボット導入事例や、実際に若手や女性がロボットを扱う企業についての事例も
紹介されたそうです!

熟練技術者の技術や技は、企業にとって大きな財産です。
これは間違いないです。
しかし、その技術は今後人手不足が加速していくと見込まれている世情で、熟練技術者の技術が
引き継がれず減少したり失ってしまう・・・などということを、早めのロボット導入により防げるかもしれないと
私は思います。ロボットは人から仕事を奪う敵ではありません。
「人にはより付加価値の高い作業を!」そのためのロボット導入だと考えています。

大企業だけではなく、むしろ中小企業が支える製造業の自動化を応援します!

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