トピックス

多種多様な「ロボットの手」~エンドエフェクタ~②

産業ロボットを導入するにあたり、導入先での作業に応じて
ロボットのアームの先端に機器を装着します。
人間が作業する場合には工具を用途に合わせて使用していろいろな作業を行うように、
ロボットも用途に応じて作業が行えるようさまざまなエンドエフェクタが用意されています。

例えば物体を持ち上げるためのハンドや吸着装置、
溶接用、塗装用、組み立ての際に行うねじ締めなどに適したものがあります。
先日のトピックスでは「ヤモリの手を模したエンドエフェクタ」についてお話させていただきました。

今回は、先日ロボットハンドメーカーのOnRobotが発売した自動ねじ締め用エンドエフェクタ、
「スクリュードライバー」について、調べてみました。

このスクリュードライバーを取り付けることにより、
人の手でねじを締めていた工程を自動化することができます。
実際のねじ締め加工の作業のためには加工材料の組み立ての完全な解析を導入時に行い、
加工部品の厚さや材質、ねじの数やねじの位置、どの順番で締めていくか?そして締め付けるトルク(力)、
そのようなことを踏まえてシステム構築を行い、ドライバー部分などは簡単に交換でき、
さまざまな大きさや形状ののねじに対応できるそうです。
また、締め付け異常を検知すると停止するため、品質の向上にもつながるとのこと。

協働ロボットの導入というのはこれまでにもさまざまなメリットを書いてきましたが、
ロボットの導入により「人にはより付加価値の高い作業をというところに大きな意義があると思います。
繰り返し同じことを行う単純作業をロボットに任せ、作業効率を上げる。
そしてその結果、品質の向上にも繋がる。
システム構築も容易にできるようなアプリケーションや作業者が簡単に使いこなせる機能、
また、さまざまな現場で活用できるエンドエフェクタの開発などにより、
産業ロボット導入に対するハードルも以前より低くなってきているように思います。

 

工場の自動化について、少しでもお力になれれば・・・と思いますので、
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