リモートで操縦可能!ライン生産のモデル工場
こんにちは!少し前の新聞記事になりますが、DMG森精機が発表した自動化のモデル工場が
とってもかっこよかったので、トピックスにしたいと思います。
DMG森精機は、工作機械の製造、販売に携わるメーカーで、
以下同社HPより引用↓
製品を作り出すためには、材料を加工しなければなりません。
材料を加工するためには工具、そしてそれを作り出す機械が
必要不可欠です。
工作機械は、世界中で日々製品や部品を作り出す源です。
工作機械が精密な製品や部品を作り出すことは、厳しい環境に置かれても走り続ける自動車や、
次々に登場する最先端の通信機器の基盤となっています。
工作機械の精度が、最終製品の精度・品質に大きく影響する
のです。
DMG MORI は社会生活の原点として、よりよい製品を生み
出します。
↑引用終わり
生活に関わることも元をたどれば工作機械が必ずと言っていいほど関わっていると思いますが、
そのようなさまざまな工作機械を製造する会社です。
こちらの会社のプレスリリースによると、欧州最大の生産拠点であるフロンテン工場に
新設した「monoBLOCK エクセレンスファクトリー」の稼働を開始されたそうで、
この新工場は自動化とデジタル化のモデル工場として、5軸制御マシニングセンタ monoBLOCK シリーズの
生産工程を革新したとのことでした。
無人搬送車(AGV)によるライン生産を導入し、レール上を走行するシステムとは異なり、
AGV はより柔軟なソリューションであり、リモートコントロールで自由に操縦可能。
毎分 45mm の速さで次のステーションへ機械を自動で移動させ、
従来 10 日以上掛かっていた 1 台あたりの生産リードタイムが 7 日に短縮し、
生産性が 30%向上しました。これにより、年間生産能力は従来の600 台から 1000 台に拡大したそうです。
デジタルソリューションの面でも、製造現場の生産性向上をデジタル化により支援する、アプリケーション作成
プラットフォーム「TURIP(チューリップ)」を導入。TURIPはライン生産を支える重要なツールで、
プログラミングの専門知識が不要で、現場作業者が素早く、直感的に、作業手順書や検査・品質管理、機器
モニタリングなど独自のアプリケーションを作ることができ、加工機や計測機器、既存システムなどとも連携でき
るとのこと。また、TURIPは品質を高く安定して保つためのツールでもあり、図面や写真、動画を用いた分かりやすい作業指示により、組立や品質管理などの複雑な工程を効率化し、人的ミスを排除し、作業実績や機器の稼働状況などバリューチェーン全体の情報をリアルタイムで可視化し、工程改善の好循環を生み出すそうです。
同社のプレスリリースはこちら
金型を作ったり、部品そのものを作ったり、工作機械の進化や、技術向上はFA実現のためには
欠かせません。その機械そのものも、このように自動化された工場で作られ、幅広い顧客にスムーズに
販売されるということはとても重要なことのように思います!
DMG森精機さんのページには自動化に関わる動画がたくさんあり、とてもスマートでかっこいい機械が
たくさん載っています^^
ご興味のある方はぜひ観てみてはいかがでしょうか!
「既存設備を使いやすくしたい!」「制御盤だけ直したい!」「設計だけ頼みたい!」
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