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AIが見守る公共の場!

株式会社アジラが開発を進めるAIによる違和感感知システム「アノラ」が、
町田GIONスタジアム(町田市立陸上競技場)に導入されたとの記事に興味があり、
少し調べてみました!

今回導入された「アノラ」は施設内の設置済み防犯カメラにソフトウェア開発キットを組み合わせて、
事故や事件などの原因になりそうな違和感のある行動を常時モニタリング中のAIが検知し、
検知した際にスタッフに通知する機能を有しているそうで、個人情報は隠された状態(顔などは写っていない状態)で現場の状況をスタッフのスマートフォン等から確認することが出来、事故・事件を未然に防ぐことが出来る優れもの!!

町田GIONスタジアム導入前の実証実験について詳しく載っているものがありました。
株式会社町田新産業創造センターと共同で実証実験されたもので、
公共の場や施設における現状の課題として以下が挙げられます。
・警備業は慢性的な人手不足感
・事件や事故の発生時に対応を可能とする有人監視は高コスト
・一方、映像の録画のみでは証拠能力はあるが、即時対応は不可

それに対して以下の提案をもとに実証実験を行ったそうです
・AIの常時モニタリングによって、即時救援・救護を可能にする
・入力は既設の防犯カメラ映像(アナログ・IP問わず)
・出力は各種コミュニケーションツール

2通りのパターンを想定し実験した結果、
①施設利用者が歩行中に意識を失い転倒した場合

導入前は、たまたま歩いている人が発見し、転倒後15分後に電話による通報となる。
一方、導入後は、事務局員が転倒をリアルタイムで検知(※違和感検知システムより画像が添付され通知される)、30秒後に転倒現場に到着、電話による通報。50秒後にAEDによる心肺蘇生対応を開始することができるとシミュレーションできた。

②施設利用者同士(A氏とB氏)が争いをはじめた 場合

導入前は、両氏小競り合いの末、10分後に激高したA氏がB氏を殴り、傷害事件が発生してしまう。
一方、導入後は24秒後に職員が到着、施設管理者が仲介し、和解させることにより事態を収拾させ、
傷害事件発生を回避。

その他、ウロウロする、飛び掛かる、体操、怪しげな踊りなど、多種多様な違和感のある行動を検知することが
出来たそうです!

このシステムはカメラからの映像をエッジ側で、保存することなくリアルタイム処理するため、クラウドを含む、接続するあらゆる機器に個人情報となる映像や画像データは一切保持しないため、個人を特定する一切の情報が漏洩するリスクは極めて低いと言えます。これは施設利用者にとっても、プライバシーが守られる配慮がされていると感じます。

どんな映像で検知されるのか気になる方はこちらの動画でご確認ください!

違和感検知プロダクト【アノラ】が社会に貢献するビジョン 動画

施設管理者の目の届かないところで常時モニタリングし、異常時のみ通知してくれるAIシステム。
利用者にとって安全な公共の場を目指して、これからどんどん導入されていくかもしれませんね!!

 

 

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