PLC更新は弊社にお任せ!PLCとは?④
ここまで3回にわたって、PLCについてお話させていただきました。
(PLCについて過去記事→①、②、③)
今回は【ビルディングブロックタイプ】のPLCについて簡単にご説明いたします!
前回【パッケージタイプ】のPLCについて、比較的安価で導入しやすいというメリットがあるということを
ご説明しましたが、今回ご紹介する【ビルディングブロックタイプ】のPLCは、
ユーザー側で様々なカスタマイズがより容易に可能なタイプのもので、ユニットと呼ばれるパーツを
適宜追加し、設備に必要な機能を得ることが出来るものになります。
ビルディングブロックタイプの主な構成は以下の通りです↓
①ベースユニット
②電源ユニット
③CPUユニット
④その他入出力ユニットや、特殊ユニット
まず、①ベースユニットですが各ユニットを装着する部分になり、装着可能台数が決められているので、
増設を見越した選定が必要です。
②電源ユニットは、外部から電源をとり、各ユニットに電源を安定供給するものです。
③CPUユニットは、いわばPLCの頭脳の部分に当たり、プログラムを記録し、
各ユニットからの入出力を集約・演算するものです。
各ユニットから入力された信号は、CPUユニットのメモリへ伝送され、プログラム上のシーケンスを経て
再度メモリの情報を更新し、ユニット側へ反映され、各出力ユニットから外部へ信号が送信されます。
CPUユニットには、あらかじめ各ユニットの情報もあらかじめ設定しなければならず、
機種によってデータ容量なども異なるので、きちんと選定しなければなりません。
余談ですが、ドライブレコーダー機能を持つPLCシステムがキーエンスから発売されました!
世界初とのことですが、「設備停止前後の設備情報をすべて記録」しているそうで、
トラブルの原因がすぐにわかるとのこと。
ドライブレコーダー搭載車もかなり増えましたが、PLCにも搭載できる時代なのですね・・・
このビルディングブロックタイプのPLCを使用するメリットとは?
・機能の追加が容易!
ユニットを追加していくことでカスタマイズでき、例えば他のPLC同士で信号を授受したいときには、
通信ユニットを追加して装着する・・・など、必要最低限の増設で改造できるということは大きなメリットと
言えます!
・規模に応じたシステム構築ができる!
先ほど、「ベースユニットに各ユニットを繋げていく」と申し上げましたが、
「増設ベース」というベースユニットがあり、これを専用ケーブルで元のものに繋げることで、
システムの拡張が可能になります。
制御全体が大きくなっても、対応が可能なのもビルディングブロックタイプの特徴です!
これらのカスタマイズのためには、相応の知識が必要です。
その点ではパッケージタイプの方が導入しやすいですが、ユーザーが使用する機能が今後
変化する可能性や、システムの更新を頻繁にしなければならない、など、どちらのPLCを
選ぶかは、ユーザー側のシステムによって決めるといいと思います!
弊社では、お客様からのヒアリングを大切にし、ユーザー側のニーズに合った設計を心がけております。
古いPLCを使い続けることである日突然故障し、
稼働がストップしてしまったり、急なことで新しいPLCへの更新に時間を要してしまったり・・・
ということがあります。
そうならないためにも、「壊れる前にPLC更新を!」ということが大切になるかと思います。
弊社では、PLC更新を行っておりますので、この機会にぜひ点検だけでもいかがでしょうか?
お見積もりにお伺いさせていただきますので、お気軽にご連絡ください!
以上でPLCの基礎についてのトピックスを終わります^^
皆様の現場で活躍しているPLCを見直すきっかけになれば幸いです!
「既存設備を使いやすくしたい!」「制御盤だけ直したい!」「設計だけ頼みたい!」
そんな時も中村電機へご連絡ください!
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