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お惣菜の盛付は機械に任せられるか?

これまで、産業用ロボットの導入例として実際に導入された事業を何度かご紹介していますが、
(関連記事はこちらから→製造業編、食品製造業編、サービス業編
今回はこれからロボット導入の実証が行われる企業のお話です。

キューピーが日本機械工業連合会が公募する【革新的ロボット研究開発等基盤構築事業】に採択され、
食品分野での盛付作業のロボット化を実現するプロジェクトに取り組むそうです!

キューピーといえばマヨネーズですが、マヨネーズやドレッシングなどの調味料の工場では
早くから機械化が進み、工場内の作業者数は抑えられているそうです。
しかし、惣菜工場では盛付作業のためにベルトコンベアを多くの人が囲み、従業員が24時間体制で
働いているそうです。

なぜ、盛付作業にこれまで、ロボットが導入されなかったのか?
最大の要因は「導入コストの高額化」
個別のニーズに合わせてロボットを導入しようとすると、膨大なコストと時間がかかることから
機械化が阻害されていたのだそうです。
お惣菜の見た目や重量といった盛付基準が高く、盛付作業はじつは高度な作業で、
人が行うその高度な作業を、ロボットに置き換えることは簡単なことではないのですね。


(同社のポテトサラダの製造工程における作業人員比率の表、赤丸部分が盛付作業の人員比率。
飛びぬけて高い!!)

今回採択されたプロジェクトの目的は【低価格でのロボット導入】
2021年3月までに仕様と構想設計の決定
2021年4月以降は実際の惣菜工場で実証システム構築に取り組み、
2023年には業界全体へ普及させたいとしているそうです。

また、運用最適化の検討のため、AIによる需要予測なども行う予定とのことで、
今後の産業用ロボットにAIはやはり欠かせないものだと感じます。

2~3年後、このプロジェクトがどのような運用をしているのか楽しみです^^!

 

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